STEP 白くてきれいな歯を作るためのステップ
「白くてきれいな歯」=「ホワイトニング」と考える方がいらっしゃいますが、歯を白くきれいにする方法はホワイトニングだけではありません。当院では、「治療」「予防」「審美」の3つのステップによる「歯を白くするためのプログラム」を用意しています。下記をお読みいただき、あなたが望む健康で美しい歯を手に入れてください。
01
CLEANING
着色汚れを落としてキレイ
「クリーニング(治療)」
健康度 ★★☆ 白さ・輝き度 ★☆☆
クリーニングとは、歯垢や歯石を除去する処置です。むし歯や歯周病の原因を除去することから「治療」と位置付けられ保険適用となります。歯の表面がひどく汚れている場合は、この処置だけである程度の黄ばみを改善できます。
02 PREVENTION バイオフィルムを除去してキレイが続く「PMTC(予防)」
健康度 ★★★ 白さ・輝き度 ★★★
PMTC(ピーエムティーシー)とは、毎日の歯磨きでは落とせないバイオフィルムを除去する処置です。歯の表面を滑らかにし汚れの付きにくい環境にすることから「予防」と位置付けられ保険適用外となります。この処置を一定の期間おきに繰り返すことできれいな歯と歯ぐきを維持できます。
03 WHITENING もっとキレイにキラッと輝く白い歯へ「ホワイトニング(審美)」
健康度 ★★★ 白さ・輝き度 ★★★
ホワイトニングとは、過酸化尿素や過酸化水素を含む薬剤を使用して歯を漂白する処置です。「審美」と位置付けられるため保険適用外となります。歯を内側から白くするため、本来の歯の色よりも白くすることができます。
REASONS FOR RECOMMENDATION PMTCをおすすめする理由
01 BIOFILM バイオフィルムとは
バイオフィルムとは、目に見えない細菌が強力に固まった集合体です。細菌が分泌するバリアに守られ、外敵から菌を守りながら繁殖していきます。むし歯や歯周病の原因菌もこのバイオフィルムとなって、歯の表面にしっかりとこびりついています。
02 OBSTRUCTION ホワイトニングの効果半減!?
バイオフィルムは抗菌物質や免疫細胞に対しても強い抵抗力があります。分かりやすいところでは、台所や風呂場の排水溝、川底の石に付着するヌルヌルとした膜のようなものです。非常に強固な集合体のため、毎日の歯ブラシでは落とすことができず、従来の歯科用の器具でも完全に落とすことはできません。
また、バイオフィルムがある状態では、ホワイトニングの薬剤も効果を十分に発揮することができません。
03
PLANNING
バイオフィルム除去はPMTCが
最も効果的
現在、最も効果的な方法と考えられているのがPMTCです。PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士といった専門家が(Professional)、専用の器械を使用して(Mechanical)歯を(Tooth)磨く(Cleaning)ことです。
当院では、歯や歯ぐきを傷つけないよう超微細な高圧水流を使用してバイオフィルムを除去し、汚れが付きにくい環境を作ります。
エアフローマスター
特殊なパウダーを混ぜた水と高圧エアーのスプレー洗浄で歯の表面にこびりついた「頑固な歯垢」や「着色・タバコのヤニ」、細菌のかたまりである「バイオフィルム」を吹き飛ばし、清掃する器具です。
従来の器具では完全に落とせなかったバイオフィルムを完全に落とし、歯や歯ぐきにダメージを与えずに汚れや着色を除去することができます。使用後は、歯の表面がつるつるになるため、汚れの再付着も防いでくれます。
ホワイトニング
ホワイトニングジェルに含まれる過酸化水素や過酸化尿素によって、歯に染み込んだ有機性の着色成分を分解・漂白し、歯を内側から白くする処置です。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニング、その2つを併用するデュエルホワイトニングの3種類があります。いずれの方法も健康保険の適用外で自由診療となります。
ホワイトニング直後は、一時的に冷たいものや温かいものがしみやすかったり、着色しやすくなりますが、時間が経つにつれて落ち着いてきます。
FAQ ホワイトニングのよくある質問
- 小さなむし歯があるのですが、ホワイトニングはできますか?
- 当院では、むし歯や歯周病のある方へのホワイトニングはお勧めしていません。この小冊子でお伝えしたように、歯と歯ぐきが健康な状態になった上での審美と考えるからです。※ご事情がある場合はご相談ください。
- PMTCは必ず必要ですか?
- 必要です。PMTCでバイオフィルムを除去することによって健康な状態を保つことができ、さらにホワイトニングの効果も向上します。PMTCだけでも歯の白さを実感できますので、ホワイトニングを希望する方でも満足されてホワイトニングを行なわない方もいます。
- ホワイトニングで痛みやしみることはありますか?
- オフィスホワイトニングの後はしみることがあります。一時的なことが多いですが、人によってはしばらく続く場合があります。
- ホワイトニングでどのくらい白くなりますか?
- はじめの歯の白さによりますが、最大5~9シェード(白さの基準)白くなるのが一般的です。見え方は人により異なりますが、写真を撮ってホワイトニング前後の白さを確認します。
- ホワイトニングやPMTCはどのくらいの間隔で行うと良いのですか?
- 個人差はありますが、オフィスホワイトニングは1年から1年半に一回という方が多いです。PMTCは3~6か月に一回の頻度で受けていただくことをお勧めいたします。
ハート・イン歯科クリニックが伝えたいこと
ハート・イン歯科クリニックでは、ホワイトニングは、むし歯治療や歯周病治療が終わり、良好な口腔内になってから行う処置と位置付けています。そのため、ホワイトニングの前には、クリーニングとPMTCの処置を行っていただきます。
理由は、むし歯や歯周病があった中でのホワイトニング処置は、非常に効果が少ないからです。たとえば、むし歯や歯石、歯に付着した細菌叢(バイオフィルム)がある場合は薬液の浸透を阻害します。また、歯肉の出血がある場合はホワイトニング処置の為の適切な環境ではなくなります。
つまり、ホワイトニング剤の効果が発揮されない、ホワイトニングによる白さを得ることが困難になってしまうからです。ハート・イン歯科クリニックでは、“感染がない健康的なお口環境を保つ”ため、皆さまと “二人三脚で” サポートさせていただきたいと考えています。
スタッフ一同、皆さまに“健康的でナチュラルな白い歯“=”健康的な審美”を提供すべく、日々研鑽に励んでいます。